【読書ログ】「人生を狂わす名著50」を読んだ

今回は、「人生を狂わす名著50」の読書ログです。

2023年10月以降に読んだ本はブクログの本棚に記録しています。よければご覧ください~。

目次

はじめに

人の本棚を覗くのが好きです。それは、自分が知らない・普段なら選ばないジャンルの本に出会えるから。

そして、付き合いが長い人の本棚を見ると、それらの本を読破したくなります(もちろん本人の了解は得た上です)。ちなみに今も、パートナーが持っているリアル本を、左から順に読んでいるところです。(パートナーが所有する本は、物理と電子を合わせるとものすごい数になるし、現在進行形で増えているところなので読破までには相当の時間がかかりそう。。。)

さて話を戻しましょう。本書は、そんなパートナーの本棚で見つけた1冊です。ただでさえ読みたい本が激増中の今、本書を読んだところさらに読みたい本が増えてしまいました。

そんな嬉しい悲鳴を上げながらこの記事を書いています。おそらくいつもより少し短めの記事にはなりますが、どうぞ読んでいってください。

ざっくり感想

たぶん文体で面食らう方も多いんじゃないでしょうか。私自身は三宅香帆さんの著書を読むのが2冊目なので面食らうまではいきませんでしたが、語り口のあまりのテンションの高さに一瞬本を閉じかけました。

けれどそこを乗り越えて読んでいくと、数多くの知らない本に出会うことができます。というのも、わたしは読書の幅が狭いんですね。新しい本に手を出すよりも、気に入った本を何度も何度も繰り返し読むタイプの人間です。小さいころに出会い気に入った本は、比較的新しい本が多かったです。そのために、今までいわゆる名著と呼ばれるものを、あまり通らずに来てしまいました。本書を読むことで、そこが多少補完できるようになる気がします。

今回本書を読んで驚いたのは、紹介される本のジャンルの幅広さです。著者の経歴上、どちらかというと小説や漫画や古典関連、エッセイ、純文学とされる本の紹介が多いです。ですがその中で、軽い口当たりのものから重たそうなものまで新旧問わず様々紹介されています。紹介の口上も思わず引き込まれるものが多く、読んでみたくなりました。

主に、今まで読んだことがない系統の小説を知りたい方には、本当にお薦めできる本かと思います。

ところでこの語り口調、どちらかというと若い世代にウケそうです。そして若い人ほど本書で紹介されている本を読んだことがない人も多いのではないかと。こうしてminもまんまとのせられているわけですし、うまいことターゲットを絞れていて、書き手さんとしても見習うところが多い方だなと思いました。

書評本について

本のガイドブックとなるような本を読んだのは、これで2冊目です。

冒頭で他人の本棚を覗くのが好きだと書きましたが、本書を読んだことで、それと同じくらい書評本を読むのも好きだなとわかりました。

自分が知らない本を知れるというのももちろん良さの1つではありますが、

  • なんで著者がその本を推しているのかを知れる
  • ジャンルが結構広めに紹介されている

というのが、個人的に刺さるポイントです。

1つ目の著者が推す理由を知れるについて。

わたしは、読んだ本について周りと語り合う、という経験が多くありません。だからこそこうやってブログにしているという面もあります。そんなわたしにとって、読んだことがある本をほかの誰かが語っている、しかもそれに対し共感したり違和感を持ったりする、という経験が新鮮です。逆に読んだことがない本は、あらすじをチラ見せされたり刺さったポイントを提供されることで興味を惹かれます。この辺りが、ガイドブックに惹かれる理由の1つでしょうか。

2つめのジャンルが結構広めに紹介されているについて。

わたしが読書をする理由を挙げるとすると、娯楽とユニークさの形成の2つかなと思っています。娯楽は言わずもがななので説明は省きます。ユニークさについて説明すると、自分が読んだ本に思考ロジックに確実に影響されているとある時点で実感するようになりました。ですが一方で、周囲で読書が趣味の人って意外と多くありません。そこで、読書がユニークさの形成に役立つのかなと思うようになりました。

ですが特定のジャンルの本ばかり読み続けると、そこに思考が依存する気がします。思考の引き出しは多くしつつ、できるだけ偏りを減らしたい。でも自分で読む本を選ぶと、やっぱり偏りは生まれます。そんな時にこういう書評本って役立つ気がしました。

気になった本を3冊

最後に、本書を読んで特に気になった本(漫画)を3冊挙げて終わりにします。

  • オリガ・モリゾウナの反語法
  • おとなの進路教室。
  • なんて素敵にジャパネスク
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この記事を書いた人

20代の元Webエンジニア。
海外大学院体験記や読書ログなど、日々の学びをアウトプットしていきます!

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