お久しぶりです。
今回は、OMSCSのCS7637 KBAI Week2を終えた感想を書いていきます。
タイトルに番外編と書いている理由は↓です。
実は今期、授業料の支払期限を勘違いしていたせいで、正確にはこの授業を受講できてません笑。幸いKBAIは、過去のコース内容(2023夏より前の内容)が公開されているため、ある程度予習をするために、公開されている範囲でエア受講しています。つまり、この記事の内容と、今学期(2024秋)のカリキュラムが100%一致しているわけではないため、ご了承ください。
そもそもどんなコース?
ざっくりいうと、Knowledge-Based AIと呼ばれる類のAIについて学び、とある知能テスト1を解くAIエージェントを作ってみよう、というコースです。
コースの詳細はOMSCSの下記ページで読むことができます!
コース内容はどこで公開されている?
KBAIは、公式ページが作られており、下記から見に行くことができます。2024.9.1時点だと、2023夏までのカリキュラムが公開されているため、気になる方は覗いてみてください。
ちなみに、KBAIのカリキュラムは現在過渡期にあり、少しずつベータ版がリリースされているみたいです。つまり、例えば2025春学期に、下記のページと全く同じカリキュラムで受講できる保証はないため、そこだけ注意です。
OMS CS7637 | Knowledge-Based AI (gatech.edu)
Week2のToDo
Week2でやること
- Lesson03, 04の講義動画を視聴
- RPM Milestone 1を提出
講義動画の視聴
講義動画のLesson03とLesson04を視聴しました。
Lesson03
テーマは「意味ネットワーク(Semantic Network)」でした。
意味ネットワークとは、概念の意味関係を表すネットワークです。
例えば、上のような図があったとします。
Aには、大きな円の内側に小さなひし形があります。そして、大きな円の右上に黒丸があります。
対してBには、Aの大きな円と同じ大きさの円があり、右上に大きなひし形があります。
これらの関係性を表すと、以下のような図になります。
上の図だと、左側のxyzがAを、右側のxyzがBを表しています。
こんな感じで、それぞれのオブジェクトを位置関係で結んだネットワークが、意味ネットワークの1つ、というわけです。
このコースでは、最終的にRaven’s Testsという問題を解くAIエージェントを制作するのですが、その時に、図形同士の意味関係をマッピングしていくことが、1つ大きなカギになりそうです。
Lesson04
テーマは「生成とテスト」でした。日本語訳あってますかね??
簡単に言うと、
意味ネットワークを生成するときに、使わない概念については、最初から生成しなくて良いよ。
みたいな意味合いだった気がします。
例えば、A→B→CみたいなネットワークとA→Z→Yみたいなネットワークが生成されるとします。生成したネットワークについては、使えるものかどうか検証が必要です。
このネットワークを生成するルールとして、AからZまで順に生成しないといけないというものがあるとすると、A→Z→Yというネットワークは、使わないものになります。
最終的にA→Z→Yを排除する方法としては、次の3パターンがあります。
- A→Z→Yを生成し、ルールに合致するか検証し、排除する
- A→Z→Yを生成し、ルールに合致しないと検証前に検知し、排除する
- A→Z→Yがルールに合致しないと検知し、生成しない
下に行くほど、早い段階で排除できるため、コスパが良いですね。
こういったことを、このLessonでは学びました。
RPM Milestone 1を提出
※実際には提出してません!!!!
KBAIは、学期を通してRaven’s Testsを解くAIエージェントを開発します。ただ、「では開発したまえ!!」と言われて「わかりました!」と元気よく返事できる人がどれくらいいるのか。ちなみに私はできません。
なので、今週はここまで、次はここまで、とマイルストーンが定期的に設けられています。
RPM Milestoneとは、そのマイルストーンのことです。
今週はRPM Milestone 1ですが、お題は、「80問くらいある問題のうち、問題を1問解けるAIエージェントを開発すること」です。ただし、Raven’s Testsは選択式の問題なうえ、回答をハードコーディングしてOKなため、実質的には、とりあえずプログラムを実行できれば終了になります。
また、Journalも書いて、一緒に提出します。
Journalとは、問いが3問あり、それらに答える形でレポートを書くことです。OMSCS特有のJDF形式で、だいたい5ページ前後書く必要があります。今回に関しては、特に回答に困る問いはなかったなーという印象です。
感想
やっちまったぜ。。。というのが素直な感想です。
正直、RPM Projectに関しては、2025春学期で別の課題に置き換わる可能性が高いため、今やってることは果たして今後役に立つのだろうか、と自問自答しながら予習を進めています。
まあ、完全に無駄になることはないでしょう!